単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染症です。皮膚や粘膜のどこにでも感染し、ぴりぴりした痛みや違和感とともに水ぶくれ(水疱)やただれ(びらん)を起こします。

初めて感染した場合(初感染)は、症状がないことも多いのですが、乳幼児や免疫が低下した状態では、皮膚粘膜の症状が重くなり、発熱などの全身症状を伴うことがあります。初感染の後、症状がなくなってもウイルスは体内から消えることはなく神経細胞に潜伏し続けることが特徴です。疲労、発熱、紫外線などをきっかけに、潜伏していたウイルスが活動を再開(再活性化)して、神経を伝って皮膚や粘膜にもどり、水ぶくれをつくります(再発、回帰発症)。再発の前には、ぴりぴりした痛みや違和感などの前兆がある方が多いようです。再発の頻度は、数年に1回から1か月に1回など様々で個人差があります。

口唇ヘルペス、性器ヘルペスだけではなく、ヘルペス性歯肉口内炎、ヘルペス性ひょうそう、カポジ水痘様発疹症も単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染症です。

治療は?

重症度や重症化のリスクに応じて、抗ヘルペスウイルス薬の軟膏、内服薬、注射薬を使い分けます。 再発の前兆があったり、症状がでた際には、早い時期に治療を始める方が効果的で早く治ります。また、性器ヘルペスが年に6回以上再発を繰り返す場合は、再発抑制療法が有効です。

再発を繰り返す方、山や海などで紫外線を浴びると必ず再発するような方は、症状がでる前からの対処法についてご相談ください。

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